物件が決まったら(契約までの全体像)
お客様がご希望のお部屋を決定された後は、賃貸借契約手続きへと移行いたします。手続きは、下記の流れで進行いたします。
①入居申し込み
②入居審査
③審査承認
④契約開始日の決定(家賃の発生日)&契約時必要書類
⑤契約書類の作成
⑥PDFにて契約書のチェック
⑦契約書類の製本
⑧契約金のお振り込み
⑨契約書類に署名捺印
⑩契約開始日の前日以降に鍵のお渡し
⑪ご入居
①入居申し込み
賃貸物件の入居申し込みは先着順で受付されます。そのため、気になる物件が見つかりましたら、できるだけ早めに申し込みのご意思をお伝えいただくことが重要です。
まずは、仮申し込み用の「エントリーメール」を担当者より送信させていただきます。
恐れ入りますが、受信をご確認のうえ、お早めにご入力をお願いいたします。
なお、ご入力が完了するまでは正式な受付とはなりませんので、予めご了承ください。
お申し込みの際には、身分証明書(運転免許証や保険証、パスポートなど)があれば基本的には受付可能です。正式な書類の提出や詳細な情報のご記入は、入居審査の段階で順次行われますので、まずはスピーディーに意思表明いただくことがポイントです。
②入居審査
賃貸借契約を締結するにあたり、入居審査が行われます。
一般的に、審査の目安として「家賃は月収の1/3以下であること」が基準とされており、年間のご収入が「家賃 × 3 × 12」以上あることが望ましいとされています。
ただし、審査の具体的な基準は保証会社や貸主ごとに異なり、明確な審査基準は公開されておらず、個別に判断されるのが実情です。
審査結果が出るまでの所要期間は、早ければ1週間程度、内容や混雑状況によっては3週間以上かかる場合もございます。
審査にあたり、以下の書類が必要となります。
- 在職証明書(社名が記載された社会保険証でも可)
- 収入証明書
以下いずれか1点のご提出が必要です。
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 住民税課税証明書
審査書類は不備なくご提出いただくことで、スムーズな手続きが可能となります。
保証会社による審査
保証会社による審査では、収入の安定性や信用情報(クレジットカード・携帯料金・公共料金等の支払い履歴を含む)をもとに、総合的な判断が行われます。
一般的には、管理費を含む月額賃料が月収の1/3以下であれば、審査を通過する可能性が高いとされております。
なお、過去に支払いの遅延や滞納歴がある方につきましては、審査基準の緩やかな保証会社を利用している物件をご提案できる場合もございます。ご不安な点がございましたら、事前に担当者までご相談くださいませ。
貸主による審査
貸主による審査においては、勤務先の業種・企業規模・収入状況等を総合的に考慮し、入居者様の信用力を判断いたします。
明確な審査基準は物件ごとに異なりますが、安定した雇用形態および継続的な収入が重視される傾向にございます。
③審査承認
ご提出いただいた申込書類をもとに、保証会社および貸主による入居審査が行われます。
審査に通過した場合は、「審査承認(入居承認)」となり、正式にご契約へと進むことが可能となります。
なお、審査承認が下りた時点で、契約開始日や契約条件の最終確認を行い、速やかに契約手続きおよび初期費用のお支払い準備を進めていただく必要がございます。
また、審査承認後のキャンセルは貸主や管理会社に大きな迷惑がかかります。最長でも物件のご検討は審査承認までに行うようよろしくお願いします。
④契約開始日(家賃の発生日)の決定&契約時必要書類
審査承認が下りた後は、契約開始日(=家賃の発生日)を確定させていただきます。
契約開始日は、原則として即入居可能な物件(内装が完了しているお部屋)であれば、申込日から2〜3週間以内の日程で設定する必要がございます。
一方で、内装工事中の物件につきましては、工事完了予定日の数日後以降を契約開始日としてご案内するのが一般的です。
また住民票などの契約時必要書類をご準備頂きます。契約の際にご提出頂く物で予めご準備下さい。
契約開始日の決定は、鍵の引渡しや初期費用のご請求にも関わる重要な要素となりますので、日程の調整についてはお早めにご相談いただけますようお願い申し上げます。
⑤契約書類の作成
契約開始日が確定しましたら、募集要項に記載の家賃・礼金・敷金等をもとに、契約書類一式を作成いたします。
併せて、ここで初めて契約金の明細書も作成され、初期費用の総額が確定いたします。(この段階前での明細は全て概算で計算された物です)
これらの書類準備には、通常3〜5日程度のお時間を頂戴しております。
書類が整い次第、順次ご案内をさせていただきますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
⑥PDFにて契約書のチェック
契約書のドラフト(電子データ)が完成次第、メール等にてお客様へご送付させていただきます。
この段階で、契約金のお振込み前に契約内容をご確認いただくことが可能です。
なお、売買契約では契約後に決済を行うのが一般的であるのに対し、賃貸契約においては契約締結前に契約金をご入金いただくのが通例です。
これは、賃貸契約においては契約書の内容が確定してから修正されることがほとんどないためです。
ご不明点等ございましたら、契約金お振込み前に必ずご確認いただきますようお願いいたします。
⑦契約書類の製本
契約書ドラフトのご確認が完了しましたら、契約書類の製本作業へと進みます。
契約書の内容につきましては、ドラフト段階で確定されている前提のもと製本されるため、通常は製本後の修正はお受けできません。
特に契約開始日は重要な項目であり、一度製本された後は変更ができないケースがほとんどです。
万が一、変更が生じた場合には、管理会社によっては再作成費用として数万円程度の手数料が発生する場合もございます。
そのため、契約開始日を含む契約内容の最終確認は慎重に行っていただきますようお願い申し上げます。
⑧契約金のお振り込み
契約書の内容をご確認いただきましたら、契約金のお振込みをお願いいたします。なお、お振込みは必ずご契約者様ご本人の名義にてお願いいたします。
また、契約金明細に記載された振込期日までにご入金が確認できない場合、鍵交換作業等に影響が生じる可能性がございます。
スムーズなご入居のためにも、必ず期日までにお手続きを完了いただきますよう、お願い申し上げます。
⑨契約書類に署名捺印
次に、契約書へのご署名・ご捺印をお願いいたします。
ご来店による対面でのご対応、またはご遠方にお住まいの場合は郵送でのご対応も可能です。
なお、重要事項説明書につきましては、事前に日程を調整のうえ、Google Meetを利用したオンライン説明を実施いたします。
あわせて、④で取得された契約時に必要な書類のご提出もお願いいたします。
- 契約書へのご署名・ご捺印
- 契約金のお振込み
- 契約時必要書類のご提出
上記3点すべてが揃った時点で、鍵の引き渡しが可能となります。
逆にいずれかが未完了の場合、契約開始日当日に鍵をお渡しできない可能性がございますので、特に「契約時必要書類」は不備のないよう、十分にご準備いただきますようお願い申し上げます。
⑩契約開始日の前日以降に鍵のお渡し
すべてのご契約手続きが完了いたしましたら、物件現地または郵送にて鍵をお渡しいたします。
鍵の受け渡しは、契約開始日の前日以降が可能となります。
お渡し方法や日時については、あらかじめ担当者よりご案内させていただきますので、ご希望がございましたらお早めにお申し付けください。
⑪ご入居とまとめ
これにて、新居へのご入居手続きがすべて完了となります。誠におめでとうございます。
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また、ご入居後は設備や管理に関するご不明点が生じることもございますので、管理会社の連絡先はお手元に控えておかれることをおすすめいたします。
長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。